【投資マンション売却時の注意事項】 保険の解約と納税資金の隔離

2024年に入って弊社にて売却のお手伝いをさせていただいた
物件の引き渡し決済予定が、これからの1ヶ月ほどにかなり集中しています。
例年、決済時期の偏りはあるのですが、今年の第一波はこの5~6月になりそうです。

いつも個別にご案内している【投資用ワンルームマンションを売却した際の注意事項】を、
こちらにも記載させていただきますので、参考として下さい。

2点ありまして、「火災保険の解約」と「納税資金の隔離」です。

1.火災保険の解約
投資マンションを所有している方は、購入の際に火災保険に加入しているはずです。
加入の時期にもよりますが、火災保険は5年~30年超の一定期間分の保険料を一括払いしています。

マンションを売却すればその火災保険は不要となります。
解約することで支払い済みの保険料のうち、前払分の一定額を取り戻すことができます。

ただし、マンションを売ったからといって、その情報が自動的に保険会社に共有され
自動的に解約、返金してくれるわけではありません。
売却決済が完了したら、忘れないうちに保険会社に連絡をして、
火災保険の解約手続きを進めてもらうよう依頼をしてくださいね。

2.納税資金の隔離
たとえば、あなたの投資用ワンルームマンションが2,000万円で売れたとしましょう。
ローンの残債が1,500万円、仲介手数料約70万円、その他諸費用を約10万円とすると、
2,000万円-1,500万円-70万円-10万円で、決済が完了すると、
手元に420万円残ることになります。

これはなかなか嬉しいことですが、ご注意ください!

買ったときよりもかなり安く売った場合は別として、
一般的にはマンションを売ると、後払いで譲渡所得税を支払うことになります。

2,000万円で買ったマンションを2,000万円で売ったとしても、
所有期間中に減価償却費を経費計上している場合は、
100万円ぐらいの税金を支払うことになるケースは珍しくありません。
(ワンルームマンション売却時の譲渡所得税については⇒関連記事)

そして、その100万円の税金を支払うのは、売渡決済時ではなく、
すこし先の翌年2~3月の確定申告後となります。

そのため、手元に420万円残ったとしても、その内の100万円は
納税資金として、自分のものではないとの認識が必要です。

お薦めしているやり方は、その100万円を
普段あまり使ってないような銀行口座などに隔離しておくことです。
税金100万円を先々支払う必要があると頭で分かっていても、
そのほかのお金と分けておかないと、いつの間にか何かに使ってしまうことになりかねません。

納税資金を別の口座に隔離しておくことで、納税の必要を忘れなくなりますし、
いつの間に使ってしまってなくなることはありません。
(隔離したとしても、確信犯として使うときは使ってしまうのですが…笑 経験者談)

いずれにしても、税金の支払は忘れたころにやってきますので、
売渡決済で手元に残ったお金すべてが自分のものではないということだけは
忘れないようにしましょう!

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